2020年8月13日木曜日

ひっくり返るなー

仲谷鳰著『やがて君になる』を読みました。

 アニメを見て、読もう読もうと思って、たいぶ時間が経ってしまいました。 
非常に今更な感じは否めませんが、やはり読んで良かったです。 
読了して思ったのが、この作品を主題として学術的考察をすると、とても面白いなぁということです。 
テクストについても勿論ですが、登場人物の心理の動きとコマ割りの関係性とか、背表紙の三人の視線とか...etc。
 ねっちょりシーンの吹き出しが四角であることについて、かなりの考察が出来るなぁと個人的には思いました。 
あとは、原作やアニメなど諸々を絡めてだと、なお長大な考察になりそうですね。 

余り様々に書くとネタバレになりますので、この辺にしましょう。 
本当に良い作品でした。 


 因みに、本作品のように良質な作品に触れると、自分自身の創作意欲が爆発的に高まりますよね。 
頑張って、今書いている作品を進めたいものです。 






 最後、侑が手を空に伸ばしているコマで、左薬指に指輪をしていることに気付きました。 非常に悔しいことで、その前のコマで描かれているのに、気付きませんでした。 同様に、燈子先輩も指輪をしているのですが、初見で気付かなかった自分に、力の衰えを感じた次第です。 やはり文章ばかり追っていると、マンガの読み方を忘れてしまいますね。 日々精進が必要。