2019年5月2日木曜日

「伺う」「にも関わらず」

平成の時代が終わり、令和の時代が到来しました。
平成に生まれ、平成で育ったので、元号が改まることの実感がまだありませんが、きっとこれからひしひしと感じていくのでしょう。
おそらく、仕事に関連することが多いのかも知れません。


昨年末から校正者として仕事をするようになり、物の見方が変わってきました。
本、記事、チラシなどを読んだり見たりする際に、誤字や体裁などに意識がいくようになりました。
職業病というやつでしょうか。
そんな中でよく見るが、

  • 「様子を伺う」
  • 「にも関わらず」

です。
音が同じなので、単純な誤変換だと思われます。

  • 「伺う」→「窺う」
  • 「にも関わらず」→「にも拘わらず」


ところで、話は若干変わりますが、破天荒などの言葉を誤用しているケースが多々あるとのデータがありますが、実際問題として、言葉は時代と共に変化していくものです。
その時々で意味が追加されたり、変化したりと移ろいます。
すると、その内に誤用とされていたものが正しいとなることもあるでしょう。
上記の「伺う」「にも関わらず」もその内に誤用でなくて、表記の1つになることがあるのでしょうか。
何が正しいのか、校正者としてしっかりと考えないといけないのだなぁ、と考える今日この頃です。








……サークルで発行している同人誌の奥付を「平成」から「令和」に変えないと。